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10月12日の二試合ニュージーランド―イタリア(愛知・豊田スタジアム)、イングランド―フランス(神奈川・横浜国際総合競技場)が中止になりました。
明日の予選リーグ最終戦の日本−スコットランドも台風がすぎたあとの試合会場のコンディションなどの状態などから中止が懸念されています。

自然災害であるし、何よりも安全が大切だと言うのは理解できます。しかし中止に異を唱える人も少なくありません。

イタリア【日本に台風が来るのは珍しくないのだから】

イタリアは決勝トーナメント進出の可能性もありましたが、ニュージーランとの試合が中止となり引き分け(勝ち点2)でプールB・3位となり敗退が決まりました。2勝1敗1分(総勝ち点12)で終わりました。

ニュージーランドは勝ち点16、南アフリカが勝ち点15で1位、2位が確定しました。

確かにニュージーランド(世界ランキング1位)に比べればイタリア(世界ランク12位)は下位のチームです。ラグビー王者とも言えるニュージーランドはW杯3連覇を目論む強豪です。イタリアはニュージーランドと今まで15試合の対戦経験がありますが、全試合負けています。

だからこそ行いたい試合であったろうと思います。イタリアは勝てば初のワールドカップ8強入りの可能性があった試合ですから残念に思う気持ちは一入でしょう。

ことに今回のW杯でイタリアチームを去りフランスリーグのトゥーロンに移籍するセルジョ・パリッセ主将は無念であったと思います。

パリッセは142キャップ、でニュージーランドのリッチー・マコウの148キャップに次いで世界2位のテストキャップ保持者です。今回の中止でキャップは増えませんがそれは"気にしていない"と答えています。

パリッセは会見でこのようにコメントしています。
「日本に台風が来るのは珍しくないのだから、(中止ではなく)プランBを用意していないのはおかしい」

「ワールドカップを開催するときは、別のプランを用意しておくべきだ。イタリアとニュージーランドが中止を望むのならいいが、何度も言うようだが、ニュージーランド(の決勝トーナメント進出)に勝ち点が必要だったら中止にはならなかったはずだ」
とその憤懣を曝けだしています。

出典:Yahho!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191010-00087781-theanswer-spo

ニュージーランド【連勝記録ストップ】

一方ニュージーランド・オールブラックスにとっても連勝記録をストップする中止となりました。オールドブラックスは1987年の第1大会から31試合の1次リーグ連勝記録を誇っていましたが、それも今回の中止によって9大会でストップということになってしまいました。

ニュージーランド本国でもこの話題はしきりに報道されているようです。かの国のwebサイトをのぞいてみますといろいろな憶測も噂されているのでしょうか。
このこのサイトでは、"イタリアとの試合をオールブラックスが拒否した"のだという噂を否定する報道です。🔻
https://www.nzherald.co.nz/sport/news/article.cfm?c_id=4&objectid=12275656

https://www.nzherald.co.nz/sport/news/article.cfm?c_id=4&objectid=12275656

2019 Rugby World Cup: World Rugby deny report that All Blacks refused to play Italy

スコットランド 【中止になったら.。。。】

明日13日の日本ースコットランド戦も台風の影響が懸念されています。

中止になると1次リーグプールAでのスコットランド敗退が決まってしまいます。13日の日本ースコットランド戦にスコットランド協会の最高責任者、マーク・ドッドソン氏は中止となった場合には、翌14日の開催を希望することを訴えていたという報道があります。

これに対して国際統括団体ワールドラグビーは11日、声明を発表しています。"規定は揺るぎないものでスコットランドもそれに承諾してサインしているはずだ"、というようなことです。

(孫引きですが🔻に声明の全文を掲げます)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191011-00088008-theanswer-spo

「我々が、日曜日の試合を日程通りに行えるようできる限りのことをしている中、そして1958年以来最も大きく破壊的と予想されている台風による、公衆安全への深刻な被害が懸念される状況で、スコットランドラグビー協会があのような声明を発表したことについて失望している。

 他の19チームと同じく、スコットランドラグビー協会は『1次リーグの試合が日程通り開始できない場合、延期ではなく、中止される。そのような状況の場合、結果は引き分けとなり、両チームは勝ち点2を得て、スコアは記録されない』と第5条3項に明確に記された、2019年ラグビーW杯の参加条項にサインしている

 東京で行われた木曜日のメディアカンファレンスで概説した通り、参加条項から逸脱することの調査を可能とする基本原則は、チーム、ファン、そして不可欠なサービスが安全な環境下で、すべてのチームの試合日程の再調整を公平かつ一貫して適用することである。台風のインパクトと大きさを予想し、8試合のためのチームの移動の困難さにより、公平な出願は安全性を危険にさらさない限り可能ではない。それにより、すべてのチームが参加条項の概要に従うようにする決断は公平で正しい決断である。

 我々がすべての人々と今週末の試合の安全性に対して完全に集中している際に、さらに意見を述べることは不適切と言えるだろう」

どうなんでしょうねえ。

さけられない自然災害ではありますが、大会史上初めて中止がでてしまいました。

4年に1度の大会です。この先出場することのない選手も少なからずいることでしょう。

仕方がないことではありましょうが日本にとっても名誉なことではありません。ファンも選手も誰一人喜んではいませんでしょう。

場所を移してたとえ観客無しの試合であってもとか、日程に幅を持たせるとか前もってできなかったことなのでしょうか。できなかったんでしょうねえ。

そろそろアイルランド-サモア戦の時間です。ひとまずこの辺で。

失礼しました

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