ベスト8はスコットランド最終戦までもつれる
ロシア、アイルランドと2連勝しました日本代表は次の試合に向け、9月30日から都内で練習を再開しています。
プールAの5チームは9月30日で2試合ずつを終え、残るは各チームとも2試合です。
日本は10月5日(土)サモアと、10月13日(日)スコットランドとの対戦です。
この2つの対戦チームが昨日9月30日闘い、スコットランドがサモアに勝ちました。(34-0)
これで日本が1次リーグを突破しベスト8入りはスコットランドとの最終戦までもつれる可能性が高くなったと言われています。
日本はサモア、スコットランドとどう戦うか
下の順位表にありますように日本、アイルランド、スコットランドの3チームとも2勝しています。
同じ表の勝ち点をご覧ください。
日本9、アイルランド6、スコットランド5、サモア5、ロシア0となっています。
プールA 順位と勝ち点
順位 | 国 | 勝 | 敗 | 勝ち点 |
1位 | 日本 | 2 | 0 | 9 |
2位 | アイルランド | 1 | 1 | 6 |
3位 | スコットランド | 1 | 1 | 5 |
4位 | サモア | 1 | 1 | 5 |
5位 | ロシア | 0 | 2 | 0 |
↑2019年9月30日現在
2位のアイルランドは現在勝ち点6。これから対戦するのはロシアとサモアです。日本に負けたからといってもアイルランドの底力は衰えてはいませんでしょう。ロシア、サモア両チームから勝ち点5ずつ奪うことは十分考えられます。
すると
アイルランドは勝ち点16になります
1位の日本はいま勝ち点9です。
次回サモアに勝って勝ち点5を確保できたとしましょう。
日本の勝ち点計14となります。
そのあとスコットランドと対戦することになります。その時点でスコットランドはロシアとの対戦を終えています。スコットランドの実力はロシアに勝って勝ち点5を得ていると考えるのが順当な見方でしょう。となれば、
スコットランドは勝ち点10を持って
勝ち点14の日本と予選最終戦を迎えることになります。
(話の流れとして「スコットランド10、日本14の勝ち点で対戦」を覚えておいてください。)
ここまでの推測通りにすべてが運んだとしてですね、このスコットランド戦で日本が勝ち点2を得ればアイルランドの16と並ぶわけです(あくまで推測ですよ)。
勝ち点が並べば「当該対戦の勝者」が上位になる決まりがあります。⇨◉勝ち点と順位決定方法
引き分けか・負けても7点差以内で4トライ以上であれば勝ち点2が得られます。
では日本がスコットランドに7点差以内で負け、4トライできずに終わったときは勝ち点は1ですから、勝ち点計15になります。この時にスコットランドも4トライに及ばなければスコットランドの勝ち点4で合計14です。日本が上回ります。
ここまでの筋書きで行けば日本は8強入りできるのです。
ただし日本がスコットランドに勝ち点0で負けてしまったら、スコットランドは勝ち点14(以上)になります。となりますと悪夢ですね。順位決定方法により8強入りを閉ざされることになりかねません
ですから、次のサモア戦。ここで勝ち点5を確保していただいて、さらに弾みを…期待しているところであります。2019年の日本代表ならやってくれるはずだと思います。
とまぁすべて憶測の試合運びで話を進めてまいりましたが、私の危惧しているところはご賛同いただけましたでしょうか。
私はこのブログで何度か「勝ち点」に触れてきました。なぜそこまで拘泥するのかといえばやはり2015年のこれです ⇨3勝はしたものの得点差で予選リーグから決勝トーナメントに進むことができなかったことは、日本が2015年W杯で味わった経験でもあります。
◉勝ち点と順位決定方法
- 勝てば4点
- 引き分け2点
- 負ければ0点
- 1試合で4トライ以上で1点のボーナス
- 負けた場合、7点差以内なら1点のボーナス
①当該対戦の勝者
②総得失点差
③総得失トライ差
④総得点数
⑤総トライ数
⑥①から⑤でも並ぶ場合は、10月14日時点での世界ランキングが上のチームが上位となる。